最近、多くの人が大手キャリアから格安SIMへの移行を考えるようになっています。かなりの金額がお得になることも珍しくない格安SIMへの乗り換え。今回はどこの会社の格安SIMを使えばお得なのかを、比較して見ていきます。

大手キャリアの人が気を付けること

au、docomo、Softbankの大手キャリアの3社には、2年縛りというものがあります。支払いを24ヵ月続けることによって、機種代金を完済するという契約です。格安SIMへ移る際に、これがネックとなるケースが多いようです。2年縛りという契約には、違約金についての取り決めがなされています。

もし2年以内に他社の携帯へ移行するとなれば、1万円前後の違約金を支払わなければいけません。これによって格安SIM携帯への移行が進まない人もいるようです。※大手キャリアの違約金は2016年12月時点でのものです。

simカード

狙うは更新月

大手キャリアの2年縛りのうち更新月で乗り換えを行うと、違約金を支払うことなく移行することができます。このタイミングを逃してしまうと、また2年待たなければいけないか、もしくは違約金を支払って乗り換えることになります。「かなり不自由な契約を結ばされている」といった不満が増えたこともあり、大手3社は二年縛りについての規定を改善する方向に動いています。

この様に誰も疑問の声を上げない期間は、少々理不尽な契約でも、そのままになってしまっていたのが現状でした。格安SIMの登場は「キャリア携帯へ支払っていた毎月の料金が適正であったのか?」という問題提起となりました。携帯業界に一石を投じたことにより、大きく流れが変わったと言えそうです。

格安SIMの比較

いくつか格安SIMを提供している会社を例に上げて、どこがリーズナブルなのかを比較していきます。最初に紹介するのがケイ・オプティコムが提供するmineo。家族割や複数回線割、翌月への繰り越しなど嬉しいサービスが盛りだくさん。月額料金が700円から1400円と、かなりお得な設定になっています。

楽天が提供している楽天モバイルも忘れてはいけません。こちらも月額500円から1300円ほどとお得な価格。楽天スーパーポイントが溜まるため、貯蓄したポイントで何かを購入するという楽しみもあります。最も安いと言われているのがDMMモバイル。「業界最安値へのチャレンジ!」を掲げているだけあって、月額料金が440円となっています。「安さで決めるのならDMMモバイル」といったところでしょうか。
※価格は全て2016年1月時点でのものです。

格安SIMへのお得な移行の仕方や、おすすめSIMについて解説してきました。月額数千円も安くなれば、年間では相当の金額がお得になります。選択肢がかなり増えてきた格安SIM。この機会に乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。