「電話代行」というサービスを利用しようとお考えの場合、ひとつ確認して頂きたいことがあります。それは、現在契約している電話回線において「転送電話サービス」を利用できるかどうかです。

転送電話サービス

転送電話サービスとは?

電話を受信した場合、通常は電話機の呼び出しベルが鳴り、受話器を上げると会話できます。しかし、受信者側の設定により、別の電話番号へ接続できるようにしたのが「転送電話サービス」なのです。発信者側がダイヤルした番号から別の場所へ電話が転送され、全く別の電話番号に接続されるのです。

NTT回線の場合には、「ボイスワープ」によって電話の転送が提供されており、契約を行えば利用者は電話機からの操作だけで転送の切り替えが可能です。

電話代行を利用する際にはボイスワープなどの転送機能が必要になるため、電話代行の企業へ業務を委託する前に、電話転送機能の契約を行って頂ますようお願いします。転送電話サービスを事前に準備することで、電話代行の業務スタートがスムーズになります。

ここからは、最も利用者が多いと思われる、NTTのボイスワープの転送設定方法を紹介したいと思います。他の通信会社の場合は操作方法が異なるため、契約している会社のページなどにある情報を元に確認して頂ければと思います。

ボイスワープによる転送設定方法

まずは受話器を取り、プッシュボタンにて「142」と押して下さい。これで転送電話サービスへ繋がり、続いて転送電話の設定を行いたい番号を確認してきますので、入力後は「#」を押して登録が完了となります。

その後は、転送電話でどのような設定を行うのかによって入力する番号が異なります。転送開始を設定したい場合には「1」を押し、さらに新しい転送番号を設定する場合には「2」を押します。逆に、既に転送設定を行っており、停止したい場合には「0」を押して停止させることができます。

今回重要なのは「電話代行」というサービスを契約したい、検討しているという段階で、まずは「転送電話」のサービスを開始しておく必要があるということです。