対策が必須のサイバーセキュリティについて

ネットワーク環境が整備された現在、多くの情報がコンピュータにより管理されています。一方、サイバー攻撃が後を絶たないため、公私を問わずサイバーセキュリティは不可欠になりました。そこで今回は、具体的にサイバーセキュリティとは何か、どんな対策が望ましいかご説明します。

セキュリティが管理された部屋

サイバーセキュリティとは?

サイバーセキュリティとは、コンピュータをサイバー攻撃から守ることを意味します。不正アクセスやコンピュータウィルスの感染を防ぎ、コンピュータの状態を安全に保つための対策です。セキュリティ対策を行えば、サイバー攻撃によるデータの改ざんや情報漏洩を避けられます。

2014年には日本において「サイバーセキュリティ基本法」が成立し、行政機関などはセキュリティ対策を進めなければならない旨が法的に定められました。その対象範囲は、「電磁的方式」によって記録や送受信が行われた情報と規定されています。

セキュリティソフトの活用

セキュリティ対策として有効な方法のひとつが、セキュリティソフトです。使用しているコンピュータにインストールすれば、ウィルス感染などの防止に役立ちます。大がかりな監視体制がなくてもソフトを購入すれば済むので、手間がかからず便利です。

しかし、次々に新たなサイバー攻撃の方法が生み出され、対策方法の開発も止めることができない現状です。セキュリティソフトも、インストールしただけでは十分とはいえません。常に最新の状態にしておくことが望ましく、ソフトを更新し続ける必要があります。

ソフトの更新を怠らなくても、万全というわけではありません。セキュリティソフトの種類によって、感知できるウィルスが異なるためです。ウィルスによっては感染を防げない場合もあるため、ソフトをインストールしているからと安心しない方が賢明でしょう

24時間365日監視が理想

理想的なセキュリティ対策は、24時間365日の監視体制です。いつサイバー攻撃を受けても、コンピュータに不具合などが起きればすぐに認識できるからです。サーバーのダウンなどネットワークシステムに支障が出ても、速やかに復旧できます。

セキュリティソフトと異なり、更新を怠っている間にコンピュータが不正にアクセスされる事態も防げます。検知できるウィルスの制限もなく、サイバー攻撃を受けても被害を最小限にとどめられるため、現状では最適の対策方法といえるでしょう。