東日本大震災の発生以来、日本国内では危機管理に対する意識が高まっています。そんな中でも、緊急時の即応体制やバップアップシステムが整ったコールセンターの役割は大きいといえるでしょう。今回は、コールセンターならではの危機管理態勢の仕組みについて説明します。

いつ何時起きてもおかしくない災害時に必要なこと

震災や豪雨、台風に土砂災害に火山の噴火…。日本はとにかく自然災害の多い国です。常に自然の脅威と隣り合わせの生活だからこそ、いざというとき迅速に対処できる様なシステムがあると安心です。民間でも、トップクラスの危機管理システムを持っているところ、それは“コールセンター”ではないでしょうか。

大量の情報を扱い、連絡の中継拠点となるコールセンターで、「電話がつながらない」という事態は何が何でも避けなければなりません。大きな災害や事故が発生しても停電が起きない様な蓄電システムもあり、有事に対応できる様なプログラムも整えています。大規模災害が起きて公共の交通機関などが止まっているときでも稼動し、国民や企業の活動をバックアップするコールセンターは、災害時のよりどころと考えていいでしょう。

地震の被害

24時間365日体制は、災害時だからこそ生きる

コールセンターは平時でも24時間365日体制で動いています。この「常に稼動している態勢」こそ、危機管理で生かされる大きな特徴といえるのではないでしょうか。災害や事故、予期せぬトラブルは昼夜問わず発生します。阪神大震災は、多くの人が床につき、営業時間外でもある早朝に発生し、それゆえに大きな被害をもたらしたという側面があります。「常に稼動態勢を崩さない」ことが、危機管理のうえで大きな武器となるのはいうまでもありません。

電話代行ドットコムでは、大規模災害が発生して都市機能がストップしても停電せず、稼動するコールセンターのシステムも備えています。いかなる事態でも対応する「緊急時コールセンター」や「障害時コールセンター」として、国民と企業の安心を支える組織作りにも取り組んでいます。