「コールセンターで停電が起きたら、どうなるんだろう?」素朴な疑問があります。例えば、東京で大きな地震が起きたとき、都市機能はマヒしてしまう恐れがあります。そんなとき、コールセンターや医療機関ではどんな機能やシステムで有事に対応するのでしょうか?今回は、緊急時に必要な電力バックアップシステムの仕組みや、電話代行ドットコムで行っている危機管理に対する取り組みなどを紹介します。

停電しない備蓄システム

大きな病院などで、手術中に停電が起きてさまざまな医療設備が動かせなくなったら、人命にも関わります。そんな事態を防ぐために、医療機関などでは電気の供給がストップしても医療機器を稼動できる様、常時電気を備蓄するシステムを導入し、いざという時に備えています。

主に病院施設や官公庁、自治体、コールセンターなどが導入しているのが、特殊電池の開発メーカーとして知られるENAXの高機能蓄電システムです。いざ電力会社から電気が送られなくなった事態でも、電気が使えるシステムは、電話代行ドットコムでも取り入れています。無停電電源装置とともに、万全の電気供給システムを整えることで、お預かりしたお客さまの大切な情報もきちんと対応するこができるのです。

電気供給システム

災害に備えた、平時の取り組み

自然災害がいつ来るのか予測できればいいのですが、それはほとんど不可能です。だからこそ、平時から災害対応のマニュアルや計画書を作成し、いざという時迅速に動ける組織の強化に努める必要があります。

大規模災害やテロ、異常気象などの緊急事態に備え、有事が起きても被害を最小限にとどめて早期復旧と事業の再開を図るための平常時からの事業計画をまとめたものを、BCP(事業継続計画)といいます。当社では、このBCPに基づき、例えば以下の対策に取り組んでいます。

  • 有事出動プログラムの策定
  • オペレーターのマルチスキル化を徹底し、応答率の低下防止に努める
  • 機器設備の故障に備えたリスク管理

こうした危機管理プログラムの策定と運用は、コールセンターシステムも備えた電話代行ドットコムだからこそ可能といえるでしょう。